勉強する意義
「勉強する意味って??」
多くの方が、人生で一度は考えたことなのではないでしょうか?
※年に1〜2名真剣に尋ねてくる生徒がいます。
「長方形ABCD内で移動する点PのX秒後の位置と、それでできる三角形ABPの面積は?」
の求め方なんて将来使わなくない??
と数学科に関する疑問や、
「過去の歴史を知って何の意味があるの??」
と社会科に関する疑問を口にする生徒がいます。
10年前も今も同じ疑問が出ます。
確かに、関数の求め方を普段の生活で意識して使うことは基本的にないかもしれません。
意識的に使う人は、数学の研究をしている大学の教授や学校・学習塾の先生くらいですよね。
徳川家康が、1603年に江戸幕府を開いたことは、今の私たちの生活に直接的な関係性は見えないと思います。
※長い目で見れば、関係性は様々な視点で発見できますが…(^_^;)
じゃあ、何で勉強する必要あるの??
と聞かれたとき、私たち大人は子どもたちに何と答えるべきか。
もちろん、人によってお話される内容は異なると思われます。
私も話す内容は、その都度変えますが、
一つ大切にしている想いがあります。
それは、「人間」として豊かな人生を送ってもらいたい。
そのために、多くの知識を身につけ、疑問を持ち、様々な考え方を知り、自身の人生における目標を立て、実現のために思考錯誤しながら多くのことを実践する。
小学生〜20代前半はその訓練の期間であり、
その訓練の一環として「勉強」がある。
私たちは子どもたちに実践してもらう場を提供し、火を灯す役割であると強く自認しております。
「ああ、理想論か」
と思われる方がいらっしゃるかもしれません。
しかし、理想を子どもたちに伝えていくことこそ、教師の役割であると認識しております。
それは学校だけではなく、塾でも実践できることであると強く信じております。
現代の子どもたちにとって、
学校とご家庭以外で「大人」と接する機会はどれくらいあるでしょうか。
※僕は小学生時代に児童館の職員の方、
中学生時代に塾の先生から様々なことを教えていただきました。
私たちは大人はいつの時代においても、
未来の世代に希望を示す役割であることを自負して日々努めていきます!
※勉強する意義のお話をするときの題材で使うものとして、
椎名誠氏著の『アイスプラネット』を
使わせていただいています!!
光村出版の中2国語に記載されています!!